以前組み立てたは良いものの、大学やバイト先に持っていくので常用しているラップトップ(VAIO Type SZ)と使い分けが出来ず、メインマシンになりそこねていたShuttleのベアボーンを使って、流行りの仮想化というものに挑戦してみました。

仮想化というのは、一台のマシンの上で、実機をエミュレートした仮想のマシンを走らせることで、複数のOSを並行して走らせたりすることをいいます。一台のサーバーが複数のマシンの役割を果たしてくれる仮想化は、遊んでいるハードウェアは殆ど持っていない自分にとって夢のような技術です。幸い、組み立てていたPCは、こういうこともあろうかと余裕を持たせて4コアのCPUを積んでいたりしたので、挑戦することが出来ました。

これまでもWindows 7 RCとUbuntuをデュアルブートで入れてみたり、それらのOSの上で動くVirtual Boxという仮想化用のソフトを使いDebianやら色々走らせること(ホストOS方式)はしていたのですが、今回は仮想化でも、ハイパーバイザ方式での仮想化を試みてみました。ハイパーバイザ方式とは、ハイパーバイザという仮想化専用のOSを実機にインストールし、そのハイパーバイザが提供する仮想のマシンの上でOSを動かす方式です。ハイパーバイザ方式だと何がいいかというと、仮想化専用のOSがホストOSなため、ホストOSに無駄なリソースを喰われたり、ホストOSのアップデートなどでVMを落とす必要に迫られることが少ない点が優れています。今回は、VMware ESXiというハイパーバイザを入れ、その上にWindows 7 RCとUbuntu、CentOS、Free NASなど諸々を入れてみることを目指しました。VMware ESXiは以前、大学のサーバーで触らせてもらったことがあったのですが、そのときはCPUのコア:たくさん、メモリ:いっぱい、という、まぁ化け物みたいな構成のもので、後はVMを作るだけという状態で弄らせてもらったので簡単だったのですが、今回はサーバー機でない単なるベアボーンで一から構築したので少し難儀しました。

まず一点目がインストール時にHDDを認識しないという点。IDEのHDDを認識しないというのは聞いていたのですが、SATAで繋いでいた自分のマシンでも駄目でした。色々試したりしているうちに、ググって出てきたのがVMware ESXi を IDE HDD にインストール – trial and errorというページ。曰く、SATAでもAHCI モードで動いてない場合、IDE HDDとして認識され、それがもとで弾かれているとかなんとか。そこでBIOSの設定を見直し、AHCIモードに切り替えてみたのですが、こんどはSATA接続のDVDドライブが認識されないという問題が発生。どうもDVDドライブのファームウェアに問題があるらしく、泣く泣く設定を戻し、VMware ESXi を IDE HDD にインストール – trial and errorで紹介されている、インストールスクリプトでIDE接続のHDDをはじいている部分を書き換えるという方法で乗り切りました。DVDドライブをあきらめても良かったのですが、そうするとESXiをアップデートする必要に迫られた時に面倒がおきそうだったので、AHCIモード動作化は今回は見送りました。

続いて直面したのがオンボードのNICが認識されないという問題。なんでもESXiはIntelかBroadcomのチップを載せた一部のLANボードにしか対応していないとか。。こればかりは仕方がないので、EXPI9301CTというLANボードをAmazonでポチリ。\4,680と、目玉が飛び出るような高さではないけれど、今じゃ\4000もあればバルクのDVD±RWドライブが買えてしまうことを考えると、ちょっと高いかなと感じたり。そういうものなのでしょうか。

image ここまで来ると後は簡単で、ハイパーバイザに固定IPを割り振り、そのIPに対して、ラップトップにインストールしたVMware Infrastructure Clientで接続してVMを作っていくだけの簡単なお仕事になります。

なにはともあれまず入れたのはWindows 7。もうRTMもMSDNやTech Netで出てますし、Tech Net Direct Plusに申し込んで、RTMを手に入れても良いかと思ったのですが、折角Tech Net Direct Plusに申し込むならOffice 2010も欲しいよね、ということで、ぐっと我慢してOffice 2010のリリース時期がもう少し信じられるレベルまで固まるまで待つことにし、とりあえずはWindows 7 RCをインストール。その上でそのWindows 7に対し、リモートデスクトップ接続できるように色々と設定を行いました。VMware Infrastructure Clientのコンソールも、よいのですが、Aeroが効かないし、効率はやはりリモートデスクトップ接続に劣るからです。LAN内での接続はすぐ上手くいったのですが、外からインターネット経由で繋ぐのは少し難儀しました。自分の家は当然固定IPなぞ持っていないので、ダイナミックDNSサービスを利用し、ドメイン名でアクセスし、ブロードバンドルータからWin7のVMに対してリモートデスクトップ接続に使うポートをポートマッピングしてやったのですが、なぜか繋がらないという。。ラップトップからLANケーブルを引っこ抜き、代わりにイーモバイルの回線経由で接続のテストをしているつもりだったのですが、実は無線LANで家のネットワークにぶら下がりっぱなしだったのが原因でした。VMware Infrastructure Clientの接続が切断されない時点で気付くべきだったのですが、なかなか。。。時間を無駄にしてしましました。

つづいてセットアップしたるはFreeNAS。古いPCを簡単お手軽にNAS化できるアプライアンスOSです。数日前に7年程前のPCを引っ張り出してきて試してみたものの、そのPCのファンの五月蠅さに常時立ち上げておく気になれず、どうしたものかと思っていたものを移行させるために作成しました。本当はRAID化やバックアップの設定もしたいところなのですが、何せ物理HDDがベアボーンに内蔵させている一台しかないので、今のところはあきらめています。いずれeSATAでいくつもHDDを足したいところです。

更に続くはUbuntu.今のところ一応入れてみただけです。多分ずっと寝かせっぱなしになりそうだなぁ。。

そしてCentOS。とりあえずこいつを安定的に運用するのが目的。ぶっ壊すの覚悟のテスト用と、安定的に運用する奴と二つ。仮想化環境でなければ自分には到底実現できない、ぶるじょあな構成(笑)。壊したとしても、スナップショットがあるので、直ぐ戻せるという仮想化の利点を生かして、これでLinuxの勉強をしてみたいと思います。