C#Programing Archive
昨日開催された、 プログラミング生放送勉強会 第2回 @新宿に行ってきました。ニコニコ生放送のプログラミング関係のオフ会ということなのですが、自分はそれまでニコニコ生放送というものを見たことがなかったので、若干どんなノリの会なのか分からずに行ったのですが、まぁ、わんくま勉強会と似たようなノリで、楽しんで帰ることができました。やはり、動画でセッションの模様を中継でき、それに対する反応がネットの向こう側で観ている側から帰ってくるというインタラクションは大変面白いですね。ただ、帰ってくる反応も、ニコニコ動画のカルチャーに影響されているところがあり、もっとフォーマルなイベントで公式に使うのは難しいだろうなということも身をもって感じました。
さて肝心の内容。色々面白い話が多かったですが、.NET好きという自分の性格も手伝って、Live Labs Pivotの紹介話とXBox LIVE インディーズゲーム製作苦労話、Gainer紹介といくつかのLTが特に面白かったです。
Live Labs Pivotは、事前に名前しか知らずに行ったのですが、あれはある形式に則ったデータを食わせたら、それをSeaDragonテクノロジ他を使って綺麗に整理して見せるデモアプリケーションというイメージで良いんでしょうか。インビテーションを取得するのが手間そうなので実際に使ったわけでないのですが、デモを見る限りWPFで実装されているのかな?いつかLive wave xでWindows LiveやBingのオプション機能として、このようなインターフェイスがSiverlightを使って実装されて欲しいものです。
XBox LIVE インディーズゲームの話は、XBox LIVE インディーズゲームを実際に製作されている方が、製作にあたっての技術的でない苦労点を語ったセッションでした。やっぱり、家庭用ゲームコンソールで動くゲームを作って販売できるというのは大変魅力的な話のようですが、それに見合った苦労もされていうようで、iPhoneアプリ同様アメリカへの税金払い方の話だとか、表現の規制に関する話だとか、インターフェイスに使う言語の話だとか。表現の規制の話は、まぁ家庭用ゲーム機なら控えめにならざるを得ないというのはよくわかる話だったのですが、ゲームのインターフェイスに使われる言語に、日本向けのゲームにアルファベットが使われているだけで外国人からピアレビューで差し戻しを受けて直さざるを得なかったというのは、どう考えても運営方針が間違っているような。。まだ始まったばかりの仕組みなので運営側も試行錯誤している段階なのでしょうが、聞いている限りだと、製作者と運営側のコミュニケーションロスによる問題のような気も。やっぱり海外で作られているスキームを使う場合には、こちらも交渉できるだけの英語力が求められるのだなぁと勝手に納得してました。
Gainer。イケメンのための雑誌の方じゃないよ、電子工作の方だよ、というギャグほか、スピーカーの方のしゃべりの上手さに大いに笑わせてもらったセッションでした。Gainer、面白そうですね。なんちゃって理系ですらないSFCでぼんやり過ごしていると、電子工作方面への知識が全く欠けているのですが、Gainerは自分みたいな高級言語ばっかり触っている人間が電子工作始めるのに最適なおもちゃだということがよく分かりました。PCの中に立てたローカルなサーバーを叩いてやるだけでいいというのは非常に手軽ですね。。近いうちに買いたいと思います。
そいういえば場所はMicrosoftの新宿オフィスのセッションルームの一室だったのですが、新宿のサザンテラス口側は結構イルミネーションが綺麗なんですね。向かいの高島屋や紀伊国屋側も綺麗ですし。
以前あげたC# .NETアプリケーション開発 徹底攻略 Listing2.26への疑問 – SharpLab.というエントリに対して、なちゃさんから、
なちゃ 09-09-23 09:15:19 JST
本来、デリゲートでBeginInvokeした場合は、必ずEndInvokeする必要がありますね。
リソースリークなども発生する危険があります。
※デリゲート以外でもBegin~系は基本的には同じですがEndInvokeさえすれば、きちんと発生した例外がスローされてきます。
けして例外が握りつぶされているのではなく、正しく使っていないために握りつぶされているように見えているだけですね。
ちょっと書籍の記述がまずいと思います。
という指摘がありました。なるほど!指摘の通り、Begin EndパターンなのでEndInvokeを必ず呼び出す必要がありました。恥ずかしながらすっかり失念していました。。というわけでEndInvokeを使うように修正。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Windows.Forms;
using System.Threading;
namespace SharpLab.ThreadExceptionTest {
static class Program {
static Form form;
/// <summary>
/// アプリケーションのメイン エントリ ポイントです。
/// </summary>
[STAThread]
static void Main() {
Application.ThreadException += new System.Threading.ThreadExceptionEventHandler(Application_ThreadException);
Thread.GetDomain().UnhandledException += new UnhandledExceptionEventHandler(Program_UnhandledException);
Application.EnableVisualStyles();
Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
form = new Form();
Application.Run(new Form1());
}
static void Application_ThreadException(object sender, System.Threading.ThreadExceptionEventArgs e) {
MessageBox.Show(e.Exception.Message);
}
static void Program_UnhandledException(object sender, UnhandledExceptionEventArgs e) {
Exception ex = (Exception)e.ExceptionObject;
MessageBox.Show(ex.Message);
Application.Exit();
Environment.Exit(0);
}
}
}
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Windows.Forms;
using System.Threading;
namespace SharpLab.ThreadExceptionTest {
public partial class Form1 : Form {
public Form1() {
InitializeComponent();
}
private delegate void SampleDelegate();
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) {
SampleDelegate a = new SampleDelegate(ThreadMethod);
a.BeginInvoke((asyncResult) => {
a.EndInvoke(asyncResult);
}, null);
}
private void ThreadMethod() {
//意図的に起こした例外
Thread.Sleep(5000);
throw new Exception("非同期スレッドで起こった例外です。");
}
}
}
こんな感じでしょうか。ちゃんとサブスレッドで例外が発生した時にUnhandledExceptionが呼び出されるようになりました!これで正しく確実な終了処理ができそうです。サブスレッドの処理内容をすべてtry~catchで括って必要に応じて例外をリスローする必要があると憶えていたのですが、そうではなかったのですね。いつもtry~catch書きながらなんかおかしい気がしていたのですが、これですっきりしました。なちゃさん、ありがとうございました。
前のエントリで紹介したWebkit.NETはまだC#などのコードからDOMにアクセスする方法は実装中であるため、正式には提供されていません。提供されているのは基本的なナビゲーションなどに限られています。そのため、出来ることは相当制限されています。がしかし、表示されているページの中でJavaScriptのコードを実行させる方法がForumに上がっていましたので紹介します。これがあれば多少の助けにはなりそうです。
ソースコードはこんな感じ。
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) {
FieldInfo fi = typeof(WebKitBrowser).GetField("webView", BindingFlags.NonPublic| BindingFlags.Instance);
WebView webView = (WebView)fi.GetValue(this.webBrowser1);
webView.stringByEvaluatingJavaScriptFromString(@"document.body.innerHTML = 'Hello Webkit DOM!';");
}
リフレクションを使っています。WebKitBrowserにはwebViewというprivateなメンバがあり、それはWebViewインターフェイスを実装しています。このwebViewをリフレクションで取得し、そのメンバにstringByEvaluatingJavaScriptFromStringというJavaScriptコードを引数として渡してやると実行してくれるメソッドがあるので、これを利用するという方法です。このメソッドの戻り値の型はstringなのですが、実行結果を取得することはどうもできないようです。 WebViewの他のメンバの実装がどれぐらい進んでいるかはまだ試していないのでわからないのですが、WebViewについては、Webkitですし、Cocoaのリファレンスを参照するとよさそうな感じがします。
「C#凄い使いやすくて良い言語なんだけど、WebBrowserコントロールは残念だよなー、Trident最近頑張ってるんだけどWebkitとかに比べるとまだまだだよなー」とか常日頃から感じていたのですが、ふと「WebkitをC#から扱うためのラッパーとか探せばあるんじゃね?」という思いつきで「Webkit .net」とググってみると、ありましたありました、「Webkit.NET」というまんまなタイトルのプロジェクトが。オープンソース恐るべし。コンパイル済みのバイナリと共に、サンプルアプリがあったので実行してみました。
・・・なにこれ凄い。日本語も全く普通に通りますし、普通に使えそうです。というわけで自分でもテスト用にWinFormsプロジェクトを作って動かすテストをしてみたので、メモを残しておきます。
まず、WebKit.NETライブラリをWebKit .NET | Get WebKit .NET at SourceForge.netからDLしてきます。その中のbinフォルダ内のファイルがライブラリを構成しています。WebKitBrowser.dllがC#から参照するラッパーです。
まず、WebKitBrowserをツールボックスに追加してやります。ツールボックスのコンテキストメニューの「アイテムの選択」という項目をクリックします。
この際、ダイアログが表示されるまで、めちゃ重たいかもしれませんが、ぐっとこらえましょう。
そして参照ボタンをクリックして、WebKitBrowser.dllを選択してやれば、ツールボックスにWebKitBrowserが追加されます。
あとは普通にコントロールをポトベタしておわり…でもありません。。
まず、プロジェクトのプロパティから、プラットフォームターゲットをx86に設定します。Webkitは、現在、x86版のみ提供されているそうです。 ![]()
続いて、デバッグのタブにある、「Visual Studio ホスティング プロセスを有効にする」という項目のチェックを外します。Visual Studioホスティングプロセスは、Visual Studioでのデバッグを効率化させるためのもののようですが、今回のようにアンマネージドコードを連携する場合は上手く働かず、エラーの原因になることがあるようです(Visual Studioホスティングプロセスの解説:VSホスト・プロセス(*.vshost.exe)とは何か?[VS 2005のみ、C#、VB] - @IT)。これが原因のエラーにぶつかって、@JZ5さんに助けを求めたところ、このオプションを教えていただけました。ありがとうございました。
こうしてビルドした上で、最後に仕上げに、ビルドして出来た実行ファイルやWebKitBrowser.dllと同じディレクトリに、Webkit本体であるWebkit.dllや、その依存するdll群を放り込みます。ビルド後のイベントでコピーするコマンドを発行してやると良いようです。
というわけで出来ました。よいよい。素晴らしい。DOM周りのメンバの実装が未だらしく、出来ることは結構限定されていますが、Monoでも動かせるようにしたいよねー、とREADMEに書かれていたりと、これからの進展に期待したいプロジェクトです。
CardSafe/EはMVVMパターンに則って作るように心掛けたのですが、WPFと同じ感覚でSilverlightにMVVMパターンを適用しようとすると、色々と不都合が出てきて苦労させられました。Silverlightではオミットされている機能が結構あるので、そこに引っかかるとしばしば手戻りが発生します。このエントリではCardSafe/Eを書いていて気付いた点をとりあえず二点ほど。
SilverlightにはDataTemplate.Datatypeが存在しない
地味に痛いですこの仕様。ItemsControlから派生したコントロール(ListBoxなど)のItemをItemsSourceにセットしたINotifyPoropertyChangedを実装したコレクションから生成する際に、コレクションが列挙するインスタンスの型によってDataTemplateを切り替える場合、WPFではDataTemplate.Datatypeがあるので重宝するのですが、Silverlightでは3 RTWでもサポートされていません。DataTemplateSelectorもサポートされていないので、インスタンスの型や状態によってDataTemplateを切り替えることはできないようです。とりあえず逃げ道として自分はDataContextにセットされたインスタンスをみてContentを書き換えるロジックを書いたUserControlを用意しているのですが、面倒ですね。XAMLで宣言的に書きたいのでDataTemplate.Datatypeは是非サポートしてもらいたいものです。
TabcotrolのItemsSourceはTabItemのコレクションしか受け付けない
なんでー!?これまたあんまりな仕様。WPFではItemsControlから派生したコントロールのItemsSourceにINotifyPoropertyChangedを実装したコレクションをセットすると、その列挙する内容をListBoxItemやTabItemなど適当なコンテナに包んで表示してくれるので、あとはDataTemplateで表示内容を好きなようにカスタマイズしてやればよかったのですが、SilverlightのTabControlのItemsSourceはTabItemのコレクションしか受けてつけてくれないという。。これではTabItemに対応するViewModelのインスタンスをセットし、DataTemplateでViewを設定して表示内容をカスタマイズするというM-V-VMでよく知られたパターンが使えません。SilverlightでもListBoxではListBoxItem以外も受け付けてくれたのですけどねぇ。。ではどうするか。自分の場合はViewModelのコレクションをラップしてTabItemのコレクションとして公開するラッパークラスとConverterを用意することで凌ぎました。
ラッパークラスはこんな感じです。ViewModelのコレクションとViewModelからTabItemへの変換を行うFuncをコンストラクタの引数として取ります。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Collections.ObjectModel;
using System.Collections.Specialized;
using System.Windows.Controls;
namespace SharpLab.CredentialsLockerSilverlight.ViewModels {
public class ReadOnlyObservableTabItemCollection<TViewModel, TViewModelCollection> : ICollection<TabItem>, INotifyCollectionChanged where TViewModelCollection : ICollection<TViewModel>, INotifyCollectionChanged {
private TViewModelCollection _viewModels;
private ObservableCollection<TabItem> _tabItems;
private Func<TViewModel, TabItem> _converter;
public ReadOnlyObservableTabItemCollection(TViewModelCollection viewModels, Func<TViewModel, TabItem> converter) {
_converter = converter;
_viewModels = viewModels;
_tabItems = new ObservableCollection<TabItem>();
foreach (var item in _viewModels) {
_tabItems.Add(_converter(item));
}
_viewModels.CollectionChanged += new NotifyCollectionChangedEventHandler(_viewModels_CollectionChanged);
_tabItems.CollectionChanged += new NotifyCollectionChangedEventHandler(_tabItems_CollectionChanged);
}
void _viewModels_CollectionChanged(object sender, NotifyCollectionChangedEventArgs e) {
switch (e.Action) {
case NotifyCollectionChangedAction.Add:
_tabItems.Insert(e.NewStartingIndex, _converter((TViewModel)e.NewItems[0]));
break;
case NotifyCollectionChangedAction.Remove:
_tabItems.RemoveAt(e.OldStartingIndex);
break;
case NotifyCollectionChangedAction.Replace:
_tabItems.RemoveAt(e.OldStartingIndex);
_tabItems.Insert(e.NewStartingIndex, _converter((TViewModel)e.NewItems[0]));
break;
case NotifyCollectionChangedAction.Reset:
_tabItems.Clear();
foreach (var item in _viewModels) {
_tabItems.Add(_converter(item));
}
break;
}
}
void _tabItems_CollectionChanged(object sender, NotifyCollectionChangedEventArgs e) {
if (CollectionChanged != null) {
CollectionChanged(this, e);
}
}
public event NotifyCollectionChangedEventHandler CollectionChanged;
#region ICollection<TabItem> メンバ
public void Add(TabItem item) {
throw new NotSupportedException();
}
public void Clear() {
throw new NotSupportedException();
}
public bool Contains(TabItem item) {
throw new NotImplementedException();
}
public void CopyTo(TabItem[] array, int arrayIndex) {
throw new NotSupportedException();
}
public int Count {
get {
throw new NotImplementedException();
}
}
public bool IsReadOnly {
get {
return true;
}
}
public bool Remove(TabItem item) {
throw new NotSupportedException();
}
#endregion
#region IEnumerable<TabItem> メンバ
public IEnumerator<TabItem> GetEnumerator() {
foreach (var item in _tabItems) {
yield return item;
}
}
#endregion
#region IEnumerable メンバ
System.Collections.IEnumerator System.Collections.IEnumerable.GetEnumerator() {
return GetEnumerator();
}
#endregion
}
}
これを以下のようなConverterから利用します。
using System;
using System.Collections.ObjectModel;
using System.Windows.Controls;
using System.Windows.Data;
using SharpLab.CredentialsLockerSilverlight.ViewModels;
namespace SharpLab.CredentialsLockerSilverlight.Views.Converter {
public class CardVMCol2TabItemColConverter : IValueConverter{
#region IValueConverter メンバ
public object Convert(object value, Type targetType, object parameter, System.Globalization.CultureInfo culture) {
return new ReadOnlyObservableTabItemCollection<CardViewModel, ObservableCollection<CardViewModel>>((ObservableCollection<CardViewModel>)value,
(each) => {
var newTabItem = new TabItem() {
DataContext = each,
Header = new CardTabHeaderView(),
Content = new SharpLab.CredentialsLockerSilverlight.Views.CardView()
};
return newTabItem;
});
}
public object ConvertBack(object value, Type targetType, object parameter, System.Globalization.CultureInfo culture) {
throw new NotImplementedException();
}
#endregion
}
}
こうしてやることでTabControlのItemsSourceにViewModelのコレクションをバインドできるようになります。Converterは無理を通すのに便利な機能ですね。。
ItemsSource="{Binding Path=CardViewModels, Converter={StaticResource CardVMCol2TabItemColConverter}}"
Silverlight 3のRTWがリリースされましたね。Silverlight Tools for Visual Studio 2008やExpression BlendのRCもリリースされています。version3から本気出すというMSの本領発揮とばかりに、結構便利になってきました。このエントリでは、自分が弄ってみて気づいたSilverlight 3 Betaからの変更点を書いてみたいと思います。
Silverlight 3 SDK Betaに含まれていたコントロールの一部がSilverlight Toolkitに移動
DataForm, DockPanel, WrapPanel, Expander, HeaderedContentControl, ViewboxがToolkitに移動したようです。それに伴って所属する名前空間が変わっているので注意が必要です。
Interactivity.dllの名前空間の変更
Expressionでは、3 MixPreviewからBehaviorというパターンがサポートされました。3 MixPreviewではプロジェクトでMicrosoft.Expression.Interactivity.dllというアセンブリを参照した上で、Behavior<T>クラスなどを継承して自分でBehaviorを作成するか、Microsoft Expression Community Galleryなどからダウンロードして使うという流れでした。今回リリースされたExpression 3RCでは、Microsoft.Expression.Interactivity.dllがSystem.Windows.Interactivity.dllと改名され、名前空間も変更されているので注意が必要です。この改名はBlend SDKの絡みでしょうか。また、BehaviorやTriggerActionの組み込み実装として、StoryBoardActionなどがMicrosoft.Expression.Interactions.dll内で提供されていますので、Microsoft Expression Community Galleryと共に活用していくよいでしょう。
DataGridのItemsSourceへのBindingが上手くいかない問題が修正
Silverlight 3 Betaの頃はDataGridのItemsSourceへのBindingが上手く動かないという問題がありました(DataGrid — binding to ItemsSource is broken : The Official Microsoft Silverlight Site)。今は修正されています。(これはむしろSilverlight Toolkitの話?)
Silverlight Tools for VS2008のSilverlightデザイナ削除
Silverlight 3 Tools for VS2008ではSilverlightデザイナが削除されています。まぁプレビューが上手く出来ない場合も多かったので、VS2010に期待ですね。今のうちにBlend 3に習熟しておきたいものです。
ここ一か月ほど、週末やらに暇を見つけては作っていたアプリケーションが完成しました。CardSafe/Eというタイトルで、いわゆるパスワードマネージャなのですが、特長としてはMesh enabled webアプリケーションとして実装していることが挙げられます。Mesh enabled webアプリケーションとは、Microsoftが開発中のLive Frameworkを利用したアプリケーションの一形態です。Mesh enabled webアプリケーションは、Live Meshという、MicrosoftによるDropBox的なデータ同期サービス上に配置され、複数デバイス・サーバー間でのアプリケーションとそのデータの同期が自動的に行われるという特長があり、開発に用いる技術がAjaxやSilverlightであることから、デスクトップアプリケーションとして動かすだけでなく、Webブラウザ上の通常のWebアプリケーションとしても動かすことが出来ます。CardSafe/Eはこれを利用し、データ同期機能を持ったパスワードマネージャを実現しています。
利用方法
残念なことに、このLive Frameworkという技術はまだCTP版という扱いであり、通常のLive Mesh Beta版ではMesh enabled webアプリケーションであるCardSafe/Eは利用できません。CardSafe/Eを利用するには、https://developer.mesh-ctp.com/という開発者用のLive Meshを利用する必要があります。開発者用Live Meshは、テスト用ということもあり、Mesh enabled webアプリが使えるほかは、Live Mesh Beta版に比べて機能がかなり省かれており、CardSafe/E共々常用には向かないかと思います。それでもLive Frameworkを触ってみたいという場合は、
- Microsoft ConnectのAzure Services Invitation ProgramからLive ServicesのInvitation Codeを取得
- そのInvitation Codeを利用してAzure Services Developer Portalに登録
- 開発者用Live Meshにサインイン
- 開発者用Live MeshのDeviceタブからLive Framework Clientをインストール
- MeshにCardSafe/Eをインストール←このURLを踏んでMeshにCardSafe/Eをインストール
という手順になります。開発者用Live Meshへの登録手順などは、使ってみよう! Live Framework:第3回 はじめようLive Framework CTP|gihyo.jp … 技術評論社という記事が非常に分かりやすいので是非参照して進めてください。
new CloudApp()
ところで。このアプリケーションはnew CloudApp()というMicrosoftのコンテストに出しています。気に入って頂けた場合は、new CloudApp(): The Azure™ Services Platform Developer Challenge – Voteという投票ページでCardSafe/Eにご投票頂けると励みになります。CardSafe/Eに清き一票を!(ぇ
CardSafe/Eの公開ページ
追補エントリを書きました。こちらもあわせてご参照ください:
UnhandledExceptionイベントは、サブスレッドの例外も捕捉可能 – SharpLab.
先日C# .NETアプリケーション開発 徹底攻略という本を購入しました。C#での業務アプリケーション開発におけるノウハウをまとめた本で、プロファイリングの方法など、普段、趣味グラマをしていると考えない部分について色々と触れているので大変参考になる本なのですが、一点、マルチスレッド処理における例外処理についての記述でおかしなところがありました。
2章6節4項の、サブスレッドで発生した例外の捕捉の仕方についての部分です。まず、93~95ページで、集約例外ハンドラではサブスレッドで発生した例外が捕捉出来ない、という部分があります。このようなコードです。
Program.cs
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Windows.Forms;
using System.Threading;
namespace ThreadExceptionBehavior {
static class Program {
/// <summary>
/// アプリケーションのメイン エントリ ポイントです。
/// </summary>
[STAThread]
static void Main() {
Application.ThreadException += new System.Threading.ThreadExceptionEventHandler(Application_ThreadException);
Thread.GetDomain().UnhandledException += new UnhandledExceptionEventHandler(Program_UnhandledException);
Application.EnableVisualStyles();
Application.SetCompatibleTextRenderingDefault(false);
Application.Run(new Form1());
}
static void Program_UnhandledException(object sender, UnhandledExceptionEventArgs e) {
Exception ex = e.ExceptionObject as Exception;
MessageBox.Show(ex.Message);
}
static void Application_ThreadException(object sender, System.Threading.ThreadExceptionEventArgs e) {
MessageBox.Show(e.Exception.Message);
}
}
}
Form1.cs
using System;
using System.Windows.Forms;
namespace ThreadExceptionBehavior {
public partial class Form1 : Form {
public Form1() {
InitializeComponent();
}
private delegate void SampleDelegate();
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) {
//非同期スレッドの実行
SampleDelegate a = new SampleDelegate(ThreadMethod);
a.BeginInvoke(null, null);
}
private void ThreadMethod() {
//意図的に起こした例外
throw new Exception("非同期スレッドで起こった例外です。");
}
}
}
ここは良いのです。
そして続いての96~97ページで例外をメインスレッドへの通知して捕捉出来るように書き換える方法が書かれているのですが、このようになっています。
Form1.cs
using System;
using System.Windows.Forms;
namespace ThreadExceptionBehavior {
public partial class Form1 : Form {
public Form1() {
InitializeComponent();
}
private delegate void SampleDelegate();
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) {
//非同期スレッドの実行
SampleDelegate a = new SampleDelegate(ThreadMethod);
a.BeginInvoke(null, null);
}
private void ThreadMethod() {
if (this.InvokeRequired) {
//メインスレッドに呼び戻して実行
this.BeginInvoke(new SampleDelegate(ThreadMethod));
return;
}
throw new Exception("非同期スレッドで起こった例外です。");
}
}
}
19~23行目が加わった部分です。FormのInvokeRequiredプロパティがtrueの場合、つまりメインスレッド(UIスレッド)で実行されていない場合は、非同期にUIスレッドで実行しなおすようになっているのですが、これではサブスレッドでの例外処理の仕方の説明になっていません。ボタンをクリックした後直ぐに処理が帰ってくるという意味では非同期ではありますが、結局UIスレッド上で、ThreadMethodメソッドは動いているわけで、ThreadMethodメソッドに重たい処理を書いた場合は、UIがブロックされてしまうので無意味です。
本来ならば、以下のように書くべきではないでしょうか?
using System;
using System.Windows.Forms;
namespace ThreadExceptionBehavior {
public partial class Form1 : Form {
public Form1() {
InitializeComponent();
}
private delegate void SampleDelegate();
private void button1_Click(object sender, EventArgs e) {
//非同期スレッドの実行
SampleDelegate a = new SampleDelegate(ThreadMethod);
a.BeginInvoke(null, null);
}
private void ThreadMethod() {
try {
//何らかの重たい処理
throw new Exception("非同期スレッドで起こった例外です。");
}
catch(Exception e){
this.BeginInvoke((MethodInvoker)delegate() {
throw new ApplicationException("サブスレッドで例外が発生しました。", e);
});
}
}
}
}
これならば重たい処理によってUIがブロックされることもなく、またサブスレッドで発生した例外も例外集約ハンドラで集めることが可能です。
Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework (v0.85)さわってみた。
中身は
- Windows 7 ライブラリを含む Windows Shell 名前空間オブジェクト、既知のフォルダーと非ファイルシステム コンテナ
- Windows Vista と Windows 7 のタスクダイアログ
- WPF と Windows Forms での Windows 7 Explorer Browser Control のサポート
- シェル プロパティ システムのサポート
- Windows 7 タスクバー ジャンプリスト、アイコン オーバーレイ、プログレスバー用のヘルパー
- Windows Vista と Windows 7 コモン ファイル ダイアログのサポート(カスタム ファイル ダイアログを含む)
- Direct3D 11.0とDXGI 1.0/1.1 APIのサポート
- センサー プラットフォーム API
- 拡張言語サービス API
川西 裕幸のブログ : Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework (v0.85)
だそうです。以下では同梱のサンプル(DirectX以外)を動かしてみた際のメモ。
Explorer Browser Control
Explorerのコントロール。使い場所は色々ありそうですね。左がWPF版、右がWin Forms版。もちろんWPF版の主要なプロパティは依存関係プロパティになっていまして、Thumbnail Sizeというスライダーを動かせば、バインドされたサムネイルの大きさがスルスルと変わっていきました。良いですね。
Shell
KnownFoldersBrowser
既知のフォルダ?(knownFolders)の一覧を表示するデモ。一覧はMicrosoft.WindowsAPICodePack.Shell.KnownFoldersクラスで取得しています。knownFoldersはVistaで導入されたものらしい。また、standard foldersとは異なり、ベンダが追加(削除)することができるらしい。knownFoldersについて詳しくはMSDNのknownFoldersについてのページを参照のこと。
PropertyEdit
ファイルのプロパティを操作するデモ
ShellHierarchyTreeDemo
階層ツリーのデモ
ShellObjectCFDBrowser
CommonFileDialogのデモ。表示する場所の初期値として設定できるのはフォルダだけではないのが特徴。Windows 7で追加された「ライブラリ」を初期値として設定出来たり、検索条件を初期値として指定して開くことが出来ます。これはちょっと感動ものでした。二枚目のSSは検索条件として「最近使ったファイル」という条件を付加して開いたCommonFileDialog。
StarBackUp
いまいちよくわからない。フォルダ選択ダイアログのサンプル?
StockIconsDemo
システムのアイコンを取得するのに使えるMicrosoft.WindowsAPICodePack.StockIconsクラスのデモ
TaskBarDemo
Windows7でのタスクバーでの通知を活用するためのデモ。タスクバー上でのプログレス表示や、ジャンプリストの作成のデモなど。
ThumbnailBrowserDemo
選択された要素のサムネイルをMicrosoft.WindowsAPICodePack.Shell.ShellObjectクラスのThumbnailプロパティから取得してPictureBoxに描画するサンプル。
センサー プラットフォーム API
サンプル動かそうとしたら落ちた。まぁ対応するセンサデバイスがないわけだから当然ですね。
拡張言語サービス API
多言語ユーザー インターフェイスのサポートと言語サービス
Windows 7 は、多言語ユーザー インターフェイスのサポートを強化し、アプリケーションから言語サービスを利用できるようにすることで、開発者がスタンダードな手法で国際市場に向けたアプリケーションを作成できるようになっています。
Extended Linguistic Services は、小規模の同じAPI 群を使用して、さまざまな先進の言語機能を有効活用できる、Windows 7 の新機能です。開発者は Extended Linguistic Services の API を使用することにより、任意の Unicode テキストから言語を自動検出し、その情報を元にして適切な言語が選択されるような、世界中のユーザーが快適に利用できるしくみを構築できます。 Extended Linguistic Services には、テキストの書記体系を変換する、組み込みの表記変換機能もサポートされています。たとえば、簡体字中国語と繁体字中国語間でテキストを自動的に変換すれば、言語の境界を越えた相互コミュニケーションを促進することが可能です。 Extended Linguistic Services の API を使用することにより、開発者は、既存の Extended Linguistic Services に加え、将来、新しいサービスが公開されたときには、新たにコードを覚え直すことなく、必要なサービスを選ぶだけで済むようになります。
この機能を利用するためのものみたい。あんまり弄れてないです。
