Windows Mobile Archive
「Windows Mobile のアプリケーションプラットフォームは古すぎる」
という点である。
確かにOSのバージョンもFramework のバージョンもあがっているが、できることはほぼまったく変わっていない。比較的作りやすくなっただけでできることは変わっていない。特にUI周りは壊滅的である。
ですよねぇ。この前のPDCでのSilverlight2 for Mobileのセッションでの発表で、ついにWMでも高機能なUIコントロールが利用できるようになるのか!と心踊らされたものの、Mixでも新しい発表がなく、前に発表されたロードマップはまったくあてになりそうにない。救いとしては、最近の流行のタッチ操作に最適化されたコントロールとしてFluid – Windows Mobile .NET Touch Controls – HomeというのがCodePlexにあがってはいることだけれど、本来はコントロール位標準で用意されていないと手間がかかって仕方がない。Fluidにはデザイナのサポート、整備されたドキュメントは当然期待できないし、実際試してみたところどうも日本語入力が出来ないようでもある。なまじWPFの自由なUIデザインの世界を知っているだけに、なんでWindowsMobileは…と思わずにはいられない。(ついでに言うとVS2010でのスマートデバイス開発がどうなるかも結構気になっている。C#4.0やら出てくるわけだけど、Compact Frameworkはどう進むのか。VS2010の次のCTPだかβリリースだかで情報が出てこないかなぁとちょっと期待しているとこ。)
しかしまぁ何にせよ時間がかかりそうだなぁ…。最近じゃSilverlight(1) for MobileのリリースとWindows Mobile 6.5の発表位で、WM関係では小粒なニュースばかりだから、(まさか携帯端末市場を捨てた訳でなければ)そろそろ大きな花火を打ち上げて欲しいんですけどねぇ…。そうでないと、それこそWM上でリッチなアプリケーションを手軽に作る方法が、.net CFではなく、FennecのアドインとしてXUL+JavaScriptで何か作る、という話になりかねない。
Constanze’s Mobile Musings : Microsoft announces Windows Mobile 6.5 at Mobile World Congress in Barcelona today!
Windows Mobile 6.5が発表されましたね。6.1→6.5という弱気なバージョニングからして望み薄だったのですが、やっぱりショボいアップデートですね・・・。Webサービスとのデータ同期を実現するMy Phoneや、ソフトウェアを配布する中央市場としてのWindows Marketplace for Mobileは有り難いサービスなのですが、Windows Mobile 6.xならどれでも恩恵を受けれるという話ですし、WM 6.5固有の新機能としてはアナウンスされている範囲ではMobile IEの新版と新しいToday画面位?でもそこら辺はEnhanced Touch FLO 3DやOperaがカバーしてるしなぁ…。あんまり機能が向上した感じがしなかったり。標準の機能が拡充されることもよいのだけれど、サードパーティ製のアプリケーションのクオリティを向上させるためのサポート、例えばTouch操作向けにGUIコントロールを拡充したSDKとか、の方もWM7では頑張って欲しいです…。
酢酸さんのところでEMONSTERでAndroidが動かせるようになったという話を聞いて、ではTouch Diamondは!ということで自分も試してみました。参考にしたのは以下のページ。
Touch Diamond X04HTで Google Android:おたくまにあ ~otakumania~
凄く不思議な感じ…。Touch DiamondでAndroidが動いてる…。まぁ、ガンガン落ちますが。
しかし、Touch操作もスムーズに出来ますし、GUIはスマートですから、Touch DiamondにはWindowsMobileよりAndoroidの方が百倍似合いますね。落ちないようになって、ネットワークに繋げるようになったら、常用してしまいそうなぐらい(笑)。
Google Mobile – Sync(via Google SyncがiPhone、Windows Mobileに対応 – ITmedia News)
Google SyncなるモバイルデバイスとWebアプリケーションの同期サービスがWindowsMobileに対応したようです。WindowsMobile版は、この前公開されたExchange ActiveSyncのプロトコルを利用しているようです。そのため、WindowsMobileに新しく別なプログラムを入れる必要はありません。WindowsMobile標準のカレンダーとコンタクトリストが同期されるので、Touch Flo 3Dとも適合性があり、いい感じに使えそうです。
という訳でExchange Server早速試してみたのですが、ちょっと引っかかったところがありましたので一応接続方法の解説をば。
- ActiveSyncの最初の画面。ここは「Exchange Serverと同期するようにデバイスを設定できます。」をクリック。
- この画面は、GoogleのHelpにない画面なのですが、電子メールアドレスは入力せず、「Exchange Server設定を自動的に検出する」のチェックボックスを外して次に進みましょう。

- サーバーアドレスには”m.google.com”と入力。
- ユーザー名はメールアドレス形式で入力。ドメイン欄は空欄のままで大丈夫です。SSL接続のチェックボックスはつけたままにしましょう。

- 同期するデータは連絡先と予定表のみ選択しましょう。
- 完了をクリックして終了。後は適宜同期間隔などを設定しましょう。
まずはLive Meshをインストール。Mesh Operation Environment、Moe.exe。ちょっとアレな響きですね。いやホントはWM版はMobMoe.exeですけど。
あわせてGoogleマップもインストール。インストーラを途中で強制終了しないといけないとか、ちょっとどうなのよというところもありましたが、なんとかインストール出来ました。
ちなみに写真はSFCへのアプローチ道路。ストカーはSFCの中にも入ってきてたのか!と思いましたが、守衛詰所前でUターンして戻ってました。つまんないの。
噂のSkyfireも試してみたのだけど、これはスプラッシュ画面から進まない…。どうしたものか。
Windows Mobile向けLive Meshを利用できるユーザー数が拡大されたようです。
Live Mesh : Expanded Live Mesh for Mobile CTP
ということで自分も早速入れてみました。
正直言ってIEコンポーネントを利用していると思しきUIの操作性はあまりよろしくないのですが、撮った画像がいつの間にかに同期されてラップトップのフォルダ内に納まっているというのは、確かに夢がありますね。
追記:
特に自動起動でバックグラウンドで走り出すようではないようです。とりあえずスタートアップに登録してみてあるのですが、いちいちフォームが表示されるのはリソースの無駄だよなぁ、と思わないでもありません。UIの使いづらさは、WindowsMobileである以上どうしようもないものだとあきらめていますが、それ以外は機嫌よく使えています。
マルチタッチこそないものの、Touch Diamondにも豊富なセンサが搭載されています。加速度センサ、環境光センサ、カメラ、GPS…。スタイラスがホルダに挿入されているかさえTouch Diamondはセンスしています。しかし、Windows MobileのAPIで取得できるのはカメラ映像とGPSだけに限られており、HTCもAPIを公開していないので、標準では加速度センサなどの情報を自作アプリから取得することは出来ません。
ですが。世の中には凄い人もいるもので、それら公開されていないセンサ情報を取得する方法を調べあげ、マネージコードから扱えるライブラリとして纏めてしまった方がいます。
Scott’s Weblog
My Brain Hurts: HTC Touch Diamond Nav Sensor API
自分でもサンプルを動かしてみたり、スタイラスの状態取得ライブラリを使うツールを書いてみたりしましたが、色々応用が利きそうで面白いですね。プログラマブルな高性能小型デバイスとしては、iPhone/iPod Touchがメジャーですが、どうせなら.NETの知識を生かして開発したいという方は、HTCのTouchシリーズを検討されてみてはいかがでしょうか。
箇条書きで。気が付いたら追加。
- ハードウェア
- 軽い。
- 薄い。
- 小さい。
- 解像度高い。
- バッテリあんまもたない。
- 但し大容量電池パックが別売りで存在。
- SoftBank版はウルトラ大容量バッテリーなんてものまで。
- 結構背面が熱くなる。
- 指紋は意外と気にならない。
- キーボードなくても何とかなる。
- でもあった方が便利だとは思う。
- ソフトウェア
- WindowsMobile
- 意外と良い。
- デスクトップ版Windowsとのアナロジーが効く。
- 日系の携帯と振る舞いが違うのに戸惑うことがある。
通話終了ボタンを押すことで全ての動作をキャンセルできる日系携帯の振る舞いは素晴らしいものだと思う。 - UI Controlがチャチい。 大減点。
- Touch Fro 3D
- 思っていたよりヌルヌル動く。
- 窓の杜 – 【REVIEW】Touch Diamondの“TouchFLO 3D”をカスタマイズできる「Diamond TF3D Config」使ったら更に便利に。
EnableHSUPAをONにしたらHSUPAで通信できるようになるのだろうか!?
- Opera
- レイアウトを崩さず、画面サイズに合わせて文章を折り返して表示する機能が素晴らしい。
- WindowsMobile
- キャリア(EMobile)
- 結構繋がらない場所が多い。
auで繋がらない場所はトンネルの中位しかなかったのに…。窓際に行けば繋がることが多いので、カバーエリアの問題というより、電波特性?
端末代を最初に全額払えば月々五千円強で維持できるのは最強。
今更ですが告知です。SFCでは毎年一年間の研究成果の発表の場として、Open Research Forumというイベントを行っておりまして、今年は今日と明日の日程で開催されています。宜しければ是非お越し下さい。自分は車車間通信のデモを行っている研究会のブースやZigBeeネットワークによって構築した室内位置測定システムのデモを行ったりしている研究会のブースに居たりします。 ちなみに、やっつけですが、自分は再び使えるようになったばかりのTouch Diamondで動く、位置の測定結果を表示するデモアプリを作ったりもしました。(位置情報自体は既に先生が作られたミドルウェアからWebサービスとしてXML形式で取得できる状態からのスタートだったので、後は非同期でデータを取得して画像の上に点をプロットするだけの簡単なお仕事でしたが(右図青点)、そうはいっても.Net Frameworkとの共通性でもって簡単な開発を実現してくれた.Net Compact Frameworkは凄いと感じました。)
一応リンク: